岩手県に旅行へ行ってきました。
せっかく岩手まで行くのだから、いろんな鉄道に乗ってみたい!といろいろプランを練った結果、一ノ関から釜石へ行き、三陸鉄道やBRTを乗り継いでぐるっと円を書くようにまた一ノ関へ戻るという旅行をしてきました。
今回の旅行のスタート
友人と岩手県を1泊2日旅行をして、夕方に一ノ関駅で解散しました。ここから一人旅スタートです。
一ノ関駅で『いわてホリデーパス』を購入して、釜石駅へ行きます。

| JR東北本線・盛岡行き
19:30 花巻
19:39発
| JR釜石線・釜石行き
21:56 釜石
東北本線から見えた綺麗な夕日。この後乗り換えた夜の釜石線は銀河鉄道の夜みたいな素敵な雰囲気がありました。
釜石駅到着
釜石駅のイルミネーションがとても素敵で、駅出て見た瞬間感動しました。ここまでの釜石線の夜の電車旅が楽しかったので、この光景がそれをより幸福なものにしてくれました。
ちょっと駅構内を散策。ラグビーボール持ったミッフィーが可愛い。
22時過ぎて誰も居ない三陸鉄道の改札。
ホテルまで歩いて行く
駅を出てどっちの方角へ行けばいいのかわからず、少し迷子になりました。大抵の街は駅からまっすぐ伸びてる道を進めば市中心部へ行けるのですが、釜石市は駅を出てぐるりと180度回って三陸鉄道の線路の下をくぐって市の中心部へ行く感じでした。
新しくてきれいな建物が多いです。
そして宿に到着。今回泊まったホテルはこちらです。
三陸鉄道応援プランがあったので、こちらの宿にしました。チェックインの時に、お菓子とポストカードのセットを貰いました。わーい!
あと、ロビーにヤマハ発動機ジュビロのユニフォームやサインがあってびっくりしました。ラグビーではヤマハを応援してるので嬉しかったです。でも夜遅いので少しだけ見てすぐ部屋へ行って休みました。
2日目スタート
ホテルに荷物を預けて釜石観光スタート。
どういう順路で観光しようか迷いましたが、まずは歩いて釜石駅まで行き、駅周辺を見て回ることにしました。でもこれは失敗でした・・・。
- サン・フィッシュ釜石
- シープラザ釜石
この2つを見て回ったのですが、
( ^ω^) これと、あれと、それを買おう~
(^ω^;) でもこれから観光に行くから荷物増やしたくないな
( ^ω^) じゃあ、今は下見をする時間にして、目星をつけた物を後で買いに来よう~
結果、後で買いに行く時間が無くて何も買えなかった!
悲しい・・・。今後はお土産を見るのは最後にして、買い物する時間を残す時間配分にします・・・。ああああ、釜石にはなかなか来れないのに。(´Д⊂グスン
△シープラザ釜石にあったラグビーワールドカップ関連の展示スペース
△駅前にあった可愛い魚。何を咥えてるんだろう?
釜石市立 鉄の歴史館
ちょうどバスが無かったので、タクシーで行きました。映像と巨大模型で釜石や製鉄のことを紹介してくれる総合演出シアターがとても大きくて見応えありました。
近代製鉄の父・大島高任さんの展示で、製鉄の次に葡萄園や葡萄酒製造所の設営にも係るその行動力がすごいなぁ~と思いました。
(;^ω^) え!鉄の次は葡萄酒!?次があるの!?
もうちょっとゆっくり見て回る予定でしたが、さっき乗ったタクシーで運転手さんから釜石大観音が鉄の博物館から歩いていけるしオススメだと言われ行くことにしました。↑の写真は鉄の博物館から見た釜石大観音。綺麗。
(;´-`).。oO ここから見ると遠そうだな~?
△釜石製鉄所専用鉄道を走った『ミニSL』
『鉄の博物館』には約1時間滞在しましたが、1時間半~2時間は欲しかった!
釜石大観音へ歩いて行く
釜石大観音のある方へ向かって適当に歩いていきます。途中、津波警報板がありました。この場所、結構海から高い位置なのに、ここから通行止めというのがびっくりです。
さっきの道を歩いていると、途中階段がありました。
(´-`).。oO この階段下ってもいいのかな?方向的にはこっちだし・・・
と、恐る恐る下っていったら
釜石大観音の文字が!やったー!こうやって適当に歩いて辿り着けるととっても嬉しいです。スマホのグーグルマップがあれば簡単に目的地に着けますが、たまには勘で行くのも刺激的で楽しいです。(脳に良いらしいという話も聞いたことがある)
ちなみに鉄の博物館から早足で5分でここまで着きました。
だけど、ここから釜石大観音まではまだまだ歩きます。(さっきの門は右下のトイレの所にある)時間もそんなに無いので、サクサク歩きます。でも途中エスカレーターがあるのでそこは楽でした。(笑)
着いた!
釜石大観音の中の階段をスルスル登ると、外が見渡せましたが高さがあるのでちょっと怖いです。
ここでさっき乗せてもらったタクシーの運転手さんに、帰りのタクシーもお願いしようと電話しましたが繋がらず・・・。少ない時間に予定を詰め込んだので、このまま繋がらなかったらどうしようとちょっと焦る。
その後、お土産屋さんを見て回った後かけたら無事繋がって迎えに来てくれることになり一安心。
迎えに来るまでの間いろいろ見て回って、そろそろかな?とタクシー乗り場に行ったらちょうどタイミング良く来てくれました。
そしてタクシー内で東日本大震災の時の話や釜石の話などをしました。釜石大観音に東日本大震災の釜石市の被害をまとめた写真集があって、昨日泊まったホテルや、今日歩いた場所が津波でこの様な状態になっていたのかと見て知ることが出来ました。
私は東日本大震災が起こった時、たくさんの被災地の映像や写真を見ましたが、どれがどの場所のものか認識できていませんでした。今回釜石市に来て、実際に復興した街を歩いて見て、写真集で同じ場所の津波の被害状況を見て、初めて釜石市の震災を知ることが出来ました。
今の釜石市はとても綺麗で津波が来た痕跡はほとんど無かったです。
△夜、釜石市内を歩いていた時に見つけた津波がここまで来たという表示。
家に帰ってきてから、釜石市の津波の映像を見ましたが知ってる場所として見るか、知らない場所として見るかでは見た時の印象が全然違いました。
2011年の時見ても衝撃的したが、今はそれ以上にショックでした。旅行に行く前に見た方が良かったのかもしれないし、見なかったからのほほんと旅行できたのでどっちが良かったのかはわかりません。(見てたら市役所まで行ってみたと思う)
タクシーの運転手さんと東日本大震災のお話をいろいろしましたが、自分の無知さや想像力のなさを少し恥じました。でも、こうやって釜石市に来て、釜石の人とお話出来て本当に良かったです。もっと早く来れば良かったな。
海岸で大きな揺れを感じたときは、津波が来るから肉親にもかまわず、各自てんでんばらばらに一刻も早く高台に逃げて、自分の命を守れ
避難した小中学生約600人は、標高約10メートルの福祉施設に到着したが、裏手の崖が崩れそうになっていたため、中学生らがもっと高台への移動を提案。さらに約400メートル離れた標高30メートルの介護施設へ、小学生の手を引きながら避難した。
この直後、津波遡上(そじょう)高は20メートルに達し、福祉施設は水没。「津波てんでんこ」の教訓と、防災意識の高い中学生の冷静な状況判断が、多くの命を間一髪で見事に救う結果となった。
地震から8年経ちましたが、今からでも学ぶことはまだまだたくさんありますね。
あと、この本も発売後すぐ(2011年)に読んでいたんですが釜石市のことが書かれていた・・・ということを忘れていました。場所は大きく『東北の被災地』というくくりでしか覚えていなかったんです。この本で書かれたのが釜石市だったのかと思うと、釜石市のことを何も知らずに読んでいた時より、あの場所で生きていた人たちのことなんだと想像できるからまた違うなぁ・・・。
ミッフィーカフェ
釜石市に来た目的の1つはミッフィーカフェに行くこと!ということで、お昼ごはんはミッフィーカフェで食べました。可愛い・・・!

▽お土産にミッフィーグッズも買ったよ~

続く!
この後、釜石駅まで行って三陸鉄道~BRT~大船渡線を乗り継いで一ノ関まで行くのですが、長くなったので続きは別で書きます。こっから先はほぼ鉄道旅です!
▽続きです!
