2020年に、幻想水滸伝発売25周年記念の『幻想水滸伝 25th Anniversary Symphonic Concert』が4公演行われます。そのうちの1つの、浜離宮朝日ホール(東京都)で11月26日に行われた『Chamber Orchestra of Suikoden』に行ってきました。
コンサートに行くまで
『Chamber Orchestra of Suikoden』に行った理由
ここ数年、JAGMOさんの幻想水滸伝のコンサートに毎年行っています。
今年も1公演には行きたいと考えてて、この4つの中から一つ選ぶなら「今まで無かった室内楽編成が聴きたい」と思い選びました。室内楽編成だとどうなるのか興味津々だったのと、行ったことのない『浜離宮朝日ホール』が会場だったことにも惹かれました。
当日
平日の木曜日。最寄り駅の1つの『新橋駅』から歩いていくことにしました。(駅から徒歩15分)新橋と言えばオフィス街なので、仕事終わりの時間は混みそう・・・。
(´-`).。oO 混雑する前に行かなくては!
なのに、いろいろやってたら出発が遅れ到着は17時ぐらいになってしまいました。ちなみにコンサートは17時開場、18時開演です。
(^o^) (あと1時間しかない!)
コンサート前の腹ごしらえ
腹が減ってはコンサートも楽しめぬ・・・ということで、新橋駅汐留方面の改札出てすぐの『パーラーキムラヤ』へ。これぞ喫茶店といった外観で、一度寄ってみたかったお店です。
チャチャッと手早く作られたナポリタンを食べ。(味が濃い目で美味しい!)
ついでにデザートにプリンも食べてエネルギーチャージ。『浜離宮朝日ホール』へ向かいます。
少し迷う
この辺は歩いたことが無いので(そもそも新橋駅は乗り換えぐらいしか利用しない)、道を知りません。ざっくりした方角とGoogle Mapをたよりに歩きますが、新橋駅周辺で迷子。
(;^o^) まさか遅刻?余裕かましてデザート食べてる場合じゃなかった・・・
などと心配しましたが、ゆりかもめの新橋駅まで行けたらあとはスルスルと目的地までたどり着けました。
新橋の夜景。ゆりかもめのカーブも相まって、いい感じに近未来っぽい。
\ 着いたー! /
会場到着~開演まで
新型コロナ対策の一貫として、チケットの半券の裏に
- 名前
- 連絡先(電話番号)
を記入。検温、手指の消毒をして、自分で半券をちぎって、自分で今日のプログラムを取ってホールへ向かいました。余裕をもって来場している人が多かったようで、入場手続きが混んでなくて(すごく空いてた)助かりました。
物販も新型コロナ対策でネット通販のみ。
今回も素敵なフラワースタンドが飾られていました。マチルダ騎士団だー!リボンの掛け方の凝り具合が素晴らしいです・・・。そこにカミューとマイクロトフがいるかのよう・・・。
公演開始
ホール内へ移動
まもなく公演が始まるアナウンスが流れたので、ホールの外にいた人たちも中に入っていきます。今回の公演は全席同じ価格だったので、ちょっと前目の席にしてみました。
聴きやすや、見やすさなど、いろいろな要素があるとは思いますが、私は席によっての音の違いがわかるほど音楽詳しくないので、それならよく見えそうな席が好きです。
今回は『室内楽編成』ということで、ステージ中央に観客に背を向けた形でピアノが置かれ、その周りを180度囲むように弦楽器の奏者が並んでいました。
プログラム
- 回想/悲しみのレクイエム
- 交響組曲「幻想水滸伝2」~幕間~
- 森の小径
- かつての英雄を求めて/煌めく刃
- 罰の紋章/輝ける海よ!空よ!
- 月夜のテーマ
- 深蒼の回想終曲
- 闇に哭する光/星の塔
- 彼方の星
- 枯れた大地/Gothic Neclord
会場に行く前に公式サイトで見た時は、
\『輝ける海よ!空よ!』があるー!/
ということに、真っ先に喜びました。自分でもそんなにこの曲好きだったんだとびっくり。この曲が好きになったのは、JAGMOさんの公演で聴いたからですね。
それまでは、幻水4で海をさまよう時(苦行)の曲というイメージが強くて、曲としての良さに気づけていませんでした。
あとは、『回想』『彼方の星』も好きなので嬉しかったですね。
(´-`).。oO 『森の小径』って何だっけ?
これだけは本当に忘れてました。
▽JAGMO公演の公式サイト
公演感想
ピアノと何重にも重なる弦楽器の音色がとても素敵でした。室内楽編成とても良かったです。
主なフレーズをバイオリンで弾いたり、他の弦楽器で弾いたり(チェロとビオラ?>弦楽器の種類がわかってない/(^o^)\)、それぞれの音の違いを段階的に楽しめるのも面白かった。全部が全部バイオリンじゃなくて、リレーしてる感じで、それぞれの楽器の音の良さも伝わってきました。
アレンジもいろいろ凝ってて、特に『罰の紋章』のアレンジがすごく良かったです。もう1回聴きたい!音源化してくれないかな・・・。個人的な好みを言えば、最初のフレーズ(た~ら~ら~ら~ら~ら~ら~ら~っていう切ない感じの弦の演奏)が想像してたより力強かった所がもうちょっとまろやかな方が好きですし、テンポも室内楽編成だったらもうちょっとゆっくりでも良いな~と思いました。でも、これはあくまで私の好みなので、今回の演奏の解釈もそれはそれで好きです。
途中ちょっとジャズっぽい感じがしたのも良かったなぁ。
5の『罰の紋章/輝ける海よ!空よ!』の後、ステージ上で奏者の方たちが口パクで何かを言い合ってて、「何だろう?」と思ってみてたら、5の後に休憩が入ることがわかってる人と忘れている人がいた様でした。微笑ましいやり取りに、少し笑ってしまいました。
『月夜のテーマ』は元がシンプルな曲なので、「そこまでアレンジするんだー!」ってちょっとびっくりして笑ってしまいました。最初のタラ~って所を最後にピアノ弦全員で重ねて演奏した所がいろんな音が重なって迫力あって良かったです。
『森の小径』は実際聴いてみたら聴いたことがあるような気がするような気もしたけど、やっぱりわからなかったです。なんだろう~1かなぁ・・・。
『枯れた大地』が思いの外かっこよく、わかりやすく室内楽編成で合いそうな『回想』『彼方の星』とはまた違った方向で良かったです。なんとなく、室内楽編成ってゆったりとしたメロディが合いそうなイメージ持ってたんですよね。(←室内楽に対する漠然としたイメージ)『誇り高きサラバンド(幻水2のマチルダ騎士団)』は本当イメージ通り、室内楽編成に合ってた・・・!
最後は『Gothic Neclord』。
シャラララララ~って感じでサビ(?)に入る部分の前を弦楽器の様々な音でピタッと合わせてきたのが、もうものすごくかっこよかったです。ここだけ何度も聴きたいぐらい・・・。
正直、『Gothic Neclord』はいい曲だけど室内楽編成で聴くのはどうなんだろう~と聴く前は思ってました。でも聴いてみたら、やっぱいい曲ですよね。かっこいい。
でも・・・
なんか今回の公演・・・
『Gothic Neclord』で終わるのはちょっと寂しい気がする・・・。(´・ω・`)
私個人の室内楽編成への勝手なイメージと理想が、ゆったり穏やかな音楽を求めてたんですよね。本当勝手な話なのですが・・・。
でも、ここからアンコールがあったー!。゚(゚´ω`゚)゚。
アンコールの曲は幻水1のオープニング・・・というか、あの曲を元にした幻想水滸伝のメインテーマというか、タイトルはわからないのですが、まさに幻想水滸伝ー!という曲を室内楽編成でゆったりと幸福感の感じられる演奏で届けてくれました。
この曲が最後で良かった・・・今までで一番幸せなアンコールかもしれません。演奏して下さった方々に感謝感謝です。このご時世なので、アンコール無しで終わると思ってましたから。
(´-`).。oO また室内楽編成やって欲しいなぁ
本日もご来場いただきありがとうございました!次回公演は12月25日(金)『幻想水滸伝 25th Anniversary Symphonic Concert』千秋楽公演となります!
運営一同、またのお越しを心よりお待ちしております。 pic.twitter.com/jBIXMwFCdq
— JAGMO[+♪●]広報部 (@jagjagmo) November 26, 2020
終わりに
室内楽編成も良いですね。問題は聴いたそばから聴いたものを忘れてしまうこと。/(^o^)\
ああああ~どうして忘れてしまうのか~~~。今回の公演も音源化してくれないかなぁ。
帰りは新富町駅まで少しお散歩。途中、ライトアップされた築地本願寺がとてもかっこよかったです。
▽2019年の幻想水滸伝コンサート感想
▽2018年に行ったコンサートの感想
▽こちらは『MUSICエンジン』のコンサートです