手で漕いだ船で岩と岩の間を進む『猊鼻渓(げいびけい)川下り』の写真や、船頭さんの舟歌を聴きながら川下りが出来るという話を聞いて、いつか行ってみたいな~と憧れていました。
船からの景色が魅力なので、新緑の季節にしようか、紅葉の季節にしようか、雪が降る季節にしようか・・・どれも良いなぁ~なんて決めかねてズルズルと時が過ぎて行ったのですが、ちょうど友人に誘ってもらったので『新緑の季節』に行くことにしました。
行ってみて思ったのは、
どの季節も行きたい!
ですね。どれか1つを選ぶより、全部違うんだから3回とも行きたいです。(笑)
行ってみた感想
アクセス
JR大船渡線の猊鼻渓駅から徒歩5分です。しかし、電車の本数が少ないので時間が合わず、私達は車で行きました。
船乗場の近くに有料駐車場がありますが、そこから少し上に行った所に無料駐車場があったのでこちらに駐車しました。
乗船券販売所で券を買って、乗船時間まで魚の餌を買ったり(船の上からあげられる)、お土産ものを見たり、近くを散歩しながら過ごしました。
△法被や編笠をかぶって写真を撮ることも出来ました。
乗船時間近くなったので早めに船乗場に行きましたが、私が乗った船は空きがそこそこあったので、最初に並んでた人たちは間隔を空けずにつめて座りましたが最後の方は空きがあったのでゆったり座ってました。こういう時は、最後に乗ってゆったり座ったほうが良いかもしれない。(^^;)
でも、船頭さんの近くに座りたかったら早めに並んで座ったほうが良いかも。(船頭さんに近い方から座っていくので)
△舟は靴を脱いで、ゴザの上に座ります。(舟に靴箱有り)
舟下りスタートです。乗ってしばらくしたら写真撮影スポットがあり、↑の写真の緑の櫓から写真を撮ってくれました。この写真は舟下りの後購入することが出来ました。
(´-`).。oO 水が思ったより濁ってるなぁ~
しばらく進んでいくと、私達の1つ前の回の人たちの舟とすれ違いました。ちょうど舟歌を歌ってる最中で、よその舟歌も聴けて嬉しかったです。私が乗った舟は男性の船頭さんでしたが、すれ違った舟は女性の船頭でしたし。どちらの舟歌も聴けるなんて贅沢です。
そう考えると、1番早い便(8:30か9:30の便)以外は聴ける可能性がありそうですね。
舟が進んでいくと、次第に水がきれいになってきました。同じ川でもこんなに変わるんだ!魚が泳いでる様子もはっきり見えます。
(^^)/ そうだ!買った餌をあげよう!
ポイポイ!
(^^) Oh・・・全然食べてくれない・・・
代わりにカモがバクバク食べてくれました。カモ2羽が舟と平行に泳いでいて(餌が貰えるから?)可愛かったです。
△その鴨さん
途中、賽銭箱にお金を入れるととある仕組みが発動する賽銭箱があり、乗ってる人たちでワイワイ賽銭投げをしました。投げるだけ投げて合掌しなかったので、慌ててみんなで合掌したり。知らない人同士で乗っていても、ワイワイ盛り上がって楽しかったです。
猊鼻渓の景色は素晴らしかったです、最初の方はまだ俗世間というか人間が住んでる場所であり観光地感がしていましたが、奥に進めば進むほど、静かで、川の両側の岩の大きさに驚いたり、新緑の美しさにうっとりしたり、船頭さんの岩ギリギリを進む技にびっくりしたりしたり、
猊鼻渓に来てよかったな~
と思える時間を過ごせました。
△私が撮った中で一番お気に入りの写真。猊鼻渓の魅力、伝わるかな?
さて、舟が奥までたどり着きました。ここから船を降りて少し歩いて、 潜龍潭(せんりゅうたん)へ向かいます。
途中藤棚があったので、咲いてる藤の花を見ることが出来ました。(5月下旬。もうちょっと前の方が満開だったそうです。)
橋を渡って、潜龍潭に到着!(写真は橋を渡り終えた所から撮影)
ここで運試しをします。
『運玉』を買って。川の向こうの穴目掛けて投げます!
これがその穴なんですが・・・
想像してたより遠い!
穴に入れるどころか、穴のある所まで飛ばせるか怪しい・・・。全然届かなくて、壁に当たっただけで嬉しいレベルでした。(^^;)
これは行く前に鍛えておかなきゃ無理だなぁ。
でも、一緒の舟に乗ってた若い男性たちは入れることが出来て、成功してる人を見るだけでも嬉しかったです。すごいすごい!
あと、穴が小さいから1人ずつ順番に投げたんですが、
人に見られながら投げるのって照れくさいですね!
さて、潜龍潭も運試しも楽しんだので乗ってきた舟に戻ります。帰りも川を同じルートが行きますが、帰りの舟下りでは船頭さんの舟歌『げいび追分』があります!
行きに遠くの舟の舟歌を聴きましたが、すぐ近くで歌ってくれる舟歌はまた良いですね。あと、今回16:30~からの一番遅い舟(4月~8月まで有り)に乗ったのですが、これは乗る時間によってここで感じるものは違いそうだなぁと思いました。
(´-`).。oO 夕暮れと舟歌・・・(しみじみ)
△新しい舟を作っている所(舟から見えた)
16:30の便で17:50頃船乗場へ帰ってきました。あっという間の約1時間半の乗船でした。
終わりに
一番予想外だったのが、猊鼻渓のアクセスが良かったこと。(笑)
てっきり山奥へ車やバスで行くもんだと思ってたら、船乗場のすぐ近くに大きな道路や宿やお店があって、「こんなに日常溢れた場所の近くに、あの猊鼻渓があるの!?」とびっくりしました。
静岡の夢の吊り橋ぐらいのアクセスの大変さを想像してたんですよ。猊鼻渓の写真が俗世間からすごく離れた感じだったから!
(´-`).。oO 次は雪景色の中、舟下りしたいなぁ
この後、猊鼻渓乗り場から徒歩で行ける近くの宿で一泊しました。
こじんまりしてて可愛い宿でしたよ~。