『通報』って言うと、なかなか物騒な感じがしますね。
私はwindows98が出た頃にインターネットを使い始めたので、20年以上インターネットの世界で遊んでいるのですが、昔に比べると「これはまずいのでは?」というものを見かける機会が増えました。
しかし、「インターネットってそういうもんだよね~」みたいな麻痺した感覚もあったので、スルーして気にせず過ごしていましたが、最近になってようやく『通報』というものをする様になりました。
『通報』のきっかけ
きっかけはいくつかあって、それらの積み重ねで『通報』するようになりました。
知り合いの店がGoogle Mapで低評価を付けられまくってた
やっぱり、知り合いの店というのがきっかけになりました。
今まで怪しい低評価があっても、「怪しいからこの人のレビューは参考にしないでおこう」と、自分が参考にしなければいいやとスルーするだけでした。
ネット上で低評価を付けられて困っている病院の人の話を読んで、酷いなーと思いつつ、自分が行ったことがある病院しか評価が本当なのか判断出来ないので、どれが本当でどれが嘘なのか正直わからないし、何も出来ないと思っていました。
でも、低評価のレビューってそこにあるだけで結構嫌なものですよね。っていうのが、知り合いの店がやられて初めて気づくことが出来ました。人によっては、自分のお店って自分の子供みたいな存在なんです。それを世界中に悪口とともに表示されるって、なかなか辛いものがあります。
みんながその評価を信じる信じないとは別の問題で。
ちなみに知り合いの店に低評価付けてた集団は、他のお店でも同じアカウントで低評価付けまくってました。集団(一人のユーザーが複数アカウント使ってる可能性も高い)は10~20人なので、これが全部☆1だとレビュー少ない店は辛いです。
わかってたのにスルーしてしまった
とある通販サイトでパクリ商品が販売されていました。
(^o^) これAmazonで売ってるやつじゃん!
気づいたのに何もせずスルー。しばらく経ったら、通報した人たちのおかげでちょっとした騒動になっていました。
問題だと言ってくれた人がいたおかげでいろんな人が知ることが出来たけど、みんなスルーしてたら知らない人が騙されたままだったんだよなぁ・・・と思うと、知ってたのにスルーしたことに少し罪悪感がわきました。
目につくと嫌な気持ちになる
ある程度スルー出来るけど、やっぱり見なくて良いなら見たくないものもたくさんあります。自分が歳をとったせいか、「インターネット上にこういうものがあるのは仕方ないんだよ。嫌だけどインターネットやるなら目に入るよ。」と若い世代に伝えていくのも嫌なので、断ち切れるならこの流れを多少変えたいです。
・・・などなどが『通報』するようになったきっかけです。
通報してるもの
Google Map
単なる誹謗中傷は通報してます。
容姿関係ない職業なのに店員さんの容姿についてあれこれ書いてあるレビューとか(こんなの書かれたら接客業なんて怖くて出来ない)、お店の評価では無いので通報。
あと自分も利用してるお店で良いお店だったら高評価とレビューも書いたりしますね。これは通報とは別で、悪い評価が書き込まれがちのでそれを薄める為です。
こっちも単なる誹謗中傷は通報。
前に、誹謗中傷で訴えられた人に対して誹謗中傷のツイート(批判では無い)をしている人がいて、「誹謗中傷のループが起きてる・・・!」と少々心配になることがありました。
悪いことをした人はきっと○○だから○○って言って良いって、そんなわけは無い。なんでそこで想像で悪口書いちゃうんだろう。普通に誹謗中傷に対する批判を書けばいいのに。
Twitterは誹謗中傷がそこら中にあるので、「これぐらいの悪口は言っていいんだな」って誤解する人がいたら怖いなと思います。わかってやってる人はしょうがないけど、見て真似する人は減らしたい。特に子供とか訴えられた時可哀想ですし。
やったことは悪いけど、悪いとわかるチャンスがもっとあって良いと思う。(みんながみんな物分りの良い子じゃないし)
ちなみに『ツイートを報告』のやり方は、ツイートの右上にある『。。。』というボタンを押すと、一番下にあるのでそれを選ぶと、↓のような画面が出ます。
もうちょっと細かく報告出来ると良いのですが、この中から一番適してるもので報告します。
ネット広告
これは本当にたまーにです。私個人が見たくないな、と思ったものや不適切だと思ったものに対して簡単な報告をしてます。
Yahoo!JAPAN広告
広告の右上にこんな感じのマークがあるので、ここをクリック。
そうすると、広告に対するご意見・ご感想が送れるページが出るので、ここから要望を送ることが出来ます。
Google AdSense
グーグルの広告も同じ様に右上にあるマークを押すと、
こんな感じで『広告の表示を停止』させられるボタンがあるので、表示させたくないものは押してます。
それ以外(報告機能が見当たらないもの)
たいてい、広告のどこかから報告が出来るのですが、出来ないものもあります。
それを見るのが嫌だったら、その広告を貼ってるサイトに行かないしか無いかな・・・。毛穴のどアップの広告とか、夫に求められる(以下略)の広告とか苦手なんですが、非表示出来ないのでそのサイト行かなくなっちゃいました。
Youtube広告
通報や報告したこと無いんですが、2020年に不適切な広告が増えたことが問題になりましたね。
Youtubeの広告の報告方法は↑の記事で紹介されてました。知らなかった。
↑こちらのGoogleのページから報告できますが、少々手間がかかりますね。それでも報告したいものがあったら、使ってみようと思います。
Twitterの広告
#拡散希望
Twitterにプロモーション広告を出して中国製の鉄瓶を南部鉄器と偽り売り出しているアカウント。
サイト内で紹介しているものは産地偽装で、弊社の写真の無断転載を指摘したらブロックされました。
他にも本革と偽り、合皮の財布を売ったりしているようです。https://t.co/uUAZzSwHwY pic.twitter.com/pDYiYumxg9— 菊地海人|南部鉄器工房及富 (@kaito_kiku327) November 28, 2020
Twitterのプロモーション広告で産地偽造業者がPRしているのは大変問題があるので、Twitterに報告(通報)しました。Twitterの通報機能がどれぐらい有効かはわかりませんが、しないと何も変わりませんからね。
訴えれば良いのか問題
被害者が訴えて、誹謗中傷などをした相手と直接やり取りをする、外野が出来ることは無い・・・というイメージもありますが、みんながみんな訴えられるわけじゃないですし。
まだネット上の誹謗中傷への厳罰化は出来ていないので、その間は当事者が我慢し続けるというのも辛い。
そう考えると、当事者同士の問題として片付けないで、インターネット上の社会の問題として考えていくことも大切なんじゃないかなと思います。
終わりに
今の所はこれぐらいです。
やって意味があるのかわからないし、焼け石に水かもしれませんが、少なくとも自分は問題があると思ったものをそのまま見て見ぬ振りをしなかった、という結果だけは得られますし、多少改善に役立ったら良いなと思いながら続けていきたいと思います。
やらないよりはマシの精神!
見ないふり(スルー)をする習慣が当たり前になってしまうのも、自分で怖いんですよね。いろいろなことに鈍感になりそうで。
実際、今から5~10年ぐらい前に友達が「この広告嫌なんだよね」と見せてくれた時、「インターネットの広告でこういうのが出るのは仕方ない」みたいな反応をしたことがありました。だいぶ自分は麻痺しているのでは?と、おいおい気づくことが出来たのですが、こういう人、結構いるのでは?
10年、20年後のインターネットの世界が多少良くなってますように。