私は海外のミュージシャンに疎くて、名前と歌(曲)のタイトルをセットで覚えている人は数えられるぐらいしかいないのですが、その中でも大好きなのが『ミシェル・ルグラン』です。
今日訃報の知らせを聞いて、なんだか嘘みたいな、でももう86歳だしなぁ・・・と受け入れてるような受け入れてないような変な感じでいます。
日本人にとってミシェル・ルグランと言ったら、やっぱり『キャラバンの到着』かな?
映画『ロシュフォールの恋人』で流れた曲ですが、日本のTVCMで使われていたので聞き覚えのある人も多いんじゃないでしょうか。
ミシェル・ルグランの思い出
知ったきっかけ
大好きと言いつつ、知ったのはわりと最近の2012年です。
ミシェル・ルグランのコンサートが東京であるよ~と何かの音楽番組で紹介されてて、その時ほんの少しだけ流れた曲がとても好みだったのでCDを借りて聴いてみました。
最初に借りたのがこのCD。何でこれを選んだのか理由は覚えてないけど、ジャケットが好きだったのかな。
このCDはミシェル・ルグランのピアノソロCDなんですが、これがもう素敵で何度も繰り返し聴きました。まさかTVでちょろっと聴いた作曲家の曲がこんなに好きになるとは思わなかったです。自分でもびっくり。
そして、コンサートにも行きたい!という気持ちになりました。
それでチケット買いました。\(^o^)/東京で平日(火曜日)という、普通だったら行くのがしんどい日程のコンサートでも、行きたくて行きたくて!
この日程だったからか、チケットも楽に取れて助かりました。座席指定が出来たので、空いてる席からどこが良いか選べましたが、コンサートホールのどこで聴くのが良いのかわからずいろいろ調べましたね。でも結局よくわからなくて、真ん中の前の方にしました。
コンサートに行くまで
ミシェル・ルグランのことを全然知らないので、とにかくCDを聴いたり、ルグランが音楽を担当した映画を見たりしました。
ロシュフォールの恋人たち!(この歌大好き!)
シェルブールの雨傘!(メロディが切ない!)
他にも見たかもしれないけど、はっきり覚えてるのはこの2作。CDはレンタルショップにあるやつ全部借りて、コンサートまでとにかくルグランの音楽を聴きまくりました。
コンサート当日
そもそもコンサートに着ていく服がない。/(^o^)\
ということで、コンサート前に伊勢丹に行って、店員さんに全身コーディネートしてもらいました。こういうカッチリした感じ(?)のコンサートって初めてだったので、どういう服装で行けば良いのか全然わからなかったんですよね。
そして、会場に行く前に友人と合流したら(←誘ったらルグラン知らないのに一緒に行ってくれた)、「何その服装!!!」とすごく驚かれました。普段ジーンズとかTシャツばっかりなのに、ピラピラしたピンクのスカートにネックレス付けたりしてましたからね。(苦笑)
これはコンサートホールでの服装がわからなかったのもありますが、好きな音楽をきちんとした服装で聴きたいという気持ちと、ルグランのコンサートを変な服装で行くわけにはいかない!という思いがありました。
でも会場に着くと、普段着~ちょっとオシャレした?ぐらいの服装の人ばかりで、こんなに着飾らなくて良かったんだ・・・ということを学びました。あと、サラリーマンが多くてスーツ率も高かったです。「いいなースーツって万能!」と、男性の服装に羨ましくなったのもこれがきっかけでした。
コンサートは素晴らしかったです。
ピアノ・トリオでの演奏が癖になる感じで印象に残ってます。(*´ω`*)新日本フィルハーモニーとの共演部分はあまりにもピッタリ音があってるので、その正確さが正直怖くも感じました。一発勝負をここまで合わせるのは、すごすぎますね。(これはルグランがというより、新日本フィルハーモニーがすごかった)
あとはルグランが歌いながら演奏してた姿も印象に残ってます。全編通して、80歳とは思えなかったです。若々しいというか、80歳でもあの様な演奏ができるんですね。
今思うと、あのコンサート行っておいて本当に良かったです。生演奏聴けて良かった。
以降の思い出
ミシェル・ルグランが実写版『ベルサイユのばら』の音楽担当だったことを知り驚きました。これは一緒にコンサートに行った友人が宝塚に詳しくて、それで教えて貰ったんです。
ベルサイユのばら大好きで実写版のDVD持ってるのに知らなかったんですよね~。/(^o^)\そうすると、ルグランとの初めての出会いは・・・たぶんTVCM(キャラバンの到着)が一番だけど、次は『実写版ベルばら』だったんだなぁ。
好きな物は好きな物を呼びますね。この話はまだ続きます。その後ミシェル・ルグランがサティの曲を演奏してるCDを見つけたので買いました。
エリック・サティも大好きなんです!!!
好きなサティの音楽を、好きなルグランが演奏してるって最高じゃないか!と見つけた時は、ものすごく興奮しました。
ちなみにサティで一番好きなのはグノシェンヌ第一番。
ミシェル・ルグランの『サティ ピアノ作品集』ではジムノペディ第一番をよく聴いてました。ルグランのジムノペディはゆっくりで、聴いてると心が落ち着きます。緊張して落ち着きたい時にこのCDを引っ張り出して聴くことも多かったです。
終わりに
だらだらとルグランの思い出を書いてみました。
この記事を書きながら、最近聴いてなかったCDも引っ張り出して聴いてます。久しぶりに聴くと初めて聴いた曲のようで新鮮だし、やっぱりルグランの曲は好きだなぁ~としみじみしました。
素敵な曲をたくさん作って下さって、ありがとうございました。