2011年のドイツ映画です。
きっかけ
アウシュヴィッツ強制収容所で恋に落ち、命懸けの脱走に成功しながらも直後に生き別れてしまった恋人たちが、30数年の時を経て運命の再会を果たしたという奇跡の実話を基に描く衝撃のラブ・ストーリー。
この映画解説を読んで驚いて、てすぐにDVD借りて見ました。
感想
えええ!ここで終わるの!?
もうちょっと見たかった!(TOT)蛇足なのかもしれないけど、私の想像力じゃその後どうなったのかわからないよー。
でも頑張って想像してみました。もし自分がアンナだったら、と考えると会ってそのまま帰らずにポーランドでトマシュと暮らしますね。
一度会ってアメリカへ帰ったとしても、もうトマシュのことで頭がいっぱいですよ。元気かな、大丈夫かな、私にできることは無いかなってずっと考えてしまいそうだし、会えなかった30年間話したいことが山ほどあると思う。命の恩人という事と、若い頃情熱をかけて愛した人は特別な気がする。出来ることならトマシュの最後まで看取りたい。そうしたらアメリカへ帰りますって、アメリカの夫にしたら「ふざけんなバカ!」って話ですよね。
わー、ハンナはどうしたんだろう?私がハンナと同じぐらいの歳(50代?)だったらまた感想は違ったかもしれません。アメリカの夫も心配と言えば心配だし。
トマシュが離婚してるのがまた・・・結婚したままだったらなぁ。
緊張感の連続
映画だとわかっていてもアウシュビッツでの恐怖や緊張感がビシビシ伝わってきました。役者さんの演技も、映画としてもクオリティがすごく高いと思います。
ハンナの運のよさ
すごく運のいい女性ですよね。でもそういう人いますよね。そうじゃなかったら生き残れなかったかもしれない。
ハンナの手紙
記憶は常に不完全で断片的なものだ
その尖った断片が肌を刺し血を流す
この言葉(詩?)がとても印象的でした。
もう一度見るといろいろわかる
最初の手紙を書いてるシーン。最初観た時誰に書いてるのかさっぱりわかりませんでした。もう一度見ると「そういうことだったのか」ってわかりますね。
控えめなタイトル表示
タイトルが小さな文字で表示されただけだったので、最初タイトルってわかりませんでした。だから急に始まったなーと思いながら見てました。タイトル表示されてたのね!
説明はあまりなくてもわかる
ほとんど説明なく物語が始まりましたが、まったくわからないわけでは無く、なんとなく「こういうことかな」と考えながら観ることが出来ました。こういう映画好きです。
母親より恋人
母親に再会したことよりもトマシュはハンナの死で頭がいっぱいですね。母親の気持ちもわからなくはないけど、この嘘は絶対ついちゃいけない。あと自分が傷つかないためにも、大人になった子供とはある程度距離をとった方がいい。
終わりに
すごくどうでも良い話ですが、この映画を見終えてTVを地上デジタル放送に変えたらNHKの『あの日 あのとき あの番組』でびっくりしました。(^^;)