少子化の原因は様々ありますが、私の周り(30代)ではある1点が原因のことが多くて、それは行政ではどうしようも出来ないのでは?と思います。
私の周りで一番多い『少子化の原因』
結婚して子供を育てたいのに相手が見つからない
これが私の周りでは一番多いです。
結婚したいのに、子供も欲しいのに、その相手がなかなか見つからない。
仕事が忙しくて相手を探す余裕が無かったり、多様化が進んで個性的な人が増えたせいか自分と合う人を見つけるのが難しくなったり、情報がたくさんあるせいで何を基準に相手を選んだら良いのか混乱したり、歳を重ねたため冷静になりすぎて結婚の判断がつけられなかったり・・・様々。
なんにおいてもそうですが、「これがしたい!」という願いがなかなか叶わないことは、本人にとってもまわりにとっても悲しいですし、なんとか出来るならなんとかしたいと思ってしまいます。
・・・でも何をどうしたら、この問題は解決するのでしょう?
解決する方法を考えてみる
結婚したい人同士が出会える環境作りを手伝う
今は、婚活アプリ・婚活イベント・結婚相談所など出会える機会が増えたんだから、「それを使えばいいよ~」と言うのは簡単だけど、これらが向かない人も確実にいますよね。
私もそう。/(^o^)\
アプリとは言え、ネット上に自分の写真を載せることにめちゃくちゃ抵抗があるし(古のインターネット利用者には多いのでは?)、イベントで複数人の初対面の人と話すのは人見知りには地獄だし、結婚相談所に通えるお金が無かったり・・・などなど、人には向き不向きが絶対ありますよね。
こういうこと言うと、「そういうこと言ってるからダメなんだよ!」って怒られそうですけど、でも、これはたくさんある出会いの中の極一部なわけで、向かない人には向かない人の出会い方がもっとあっても良いと思うんです。
良い例が、『友人の紹介』。
正直、友人が紹介してくれるなら会いたいって人もいますよね?そういう、とにかく出会いの数やバリエーションがもっと増える・増やすことで、まわりまわって少子化対策に繋がると思います。
こういうのは行政では出来ないんじゃないかな。(行政の出会いイベントも利用する人・しない人で分かれると思うし)
やっぱり昔に比べると出会える機会は減っていると思います。前にラジオで聞いててハッとした話なんですが、
昔はスマホなどで友人とすぐに連絡を取り合う手段が無かったから、同世代の人と遊びたいと思ったら同世代の人が集まってる場所があって、そこに行けば良かった
今は、『既に中の良い友人』とすぐに連絡がとれるので一緒にいる機会が増えましたね。それはそれで便利で良いのですが、いつもの友人以外の人と出会うことのハードルって高くなったと思います。
さらに、ここ数年は新型コロナの影響もありますからね・・・。
独身者に『呪い』をかけない
ネットでもリアルでも、独身である人に『呪い』のような言葉をかける人を見かけます。
「30歳過ぎて独身の人は何か人として問題があるんじゃないか?」
↑こういうやつです!
私はそうだと思いませんし、こういう言葉のせいで結婚願望のある独身の人が自信を無くしたり、病んでしまうことの方が問題だと思います。
私自身今30代で、今の30代に独身・晩婚が多い理由は『その人に問題があるから』と言い切れないと実感としてあります。理由は人によって様々なのですが、多いのは
いつか結婚できると思ってたのに、気がついたら結婚してなかった
ってやつです。
昔と比べて出会いが減ってる、多様化してるけれど、結婚している大人が多い時代を生きていたので、特に努力をしない間に時が過ぎてしまったというもの。
なら気づいた時点で努力したら変われるかもしれないのに、『呪い』の言葉のせいで、自分は無理なんだ・・・ダメなんだ・・・と自信を無くさせて、より結婚する機会から遠のかせてしまうのはものすごく残酷なことだと思います。
こういうことを言わない!
悪い情報が多い問題
インターネットの発達により、いろいろな情報がたくさん得られるようになりました。そのせいで混乱している人も多いようです。
男性と話をしててよく耳にするのが、
- 鬼嫁だったら怖い
- お金目当ての結婚だったら怖い
ということ。そういう相手と結婚して苦労している人の話は、インターネット上でよく見かけますからね。
そういう情報を見聞きして、結婚したかったけど一人の方が平和かもしれないと諦めてしまう。
でも、そういう情報を聞いて萎縮してしまうよりは、実際にいろんな女性と会って話してみて、女性というものをもっと知ってみては?とも思うんです。
それと同時に、結婚の良い話だったり、お金目当ての結婚にならない人は何が違うのか?というポジティブな方の情報ももっと共有されたり、目に付きやすくなれば良いなと思います。
前に婚活で苦労していた人が「失敗談よりも成功した話をもっと知りたかった」と言ってました。悪い話の方が盛り上がってしまう所はありますが、『ポジティブな情報』や『役に立つ情報』がもっと増えて目につきやすくなって欲しいです。
どこか、そういう成功体験の共有サイトとかあるのかな?『だんなデスノート』の対極みたいなの。
今の所、これだけ
『結婚したくて子供が欲しい人』に対して、私が出来そうだと思ったことは今の所これぐらいです。
他にもあるだろうし、行政が出来ること、金銭的な支援以外の『少子化対策』についても、いろいろあるんじゃないかと思って書きました。
でも、少子化云々より、結婚したい人・子供が欲しい人、それぞれの望みが叶えられた世の中の方が幸せだし、叶えられる世の中であって欲しいなと思います。
もちろん、独身がいい人・子供が欲しくない人は別として!
既婚者から聞く、少子化の理由
他にも、既婚者側からの『少子化の理由』も聞きます。
核家族で大人の手が足りない
夫婦共働きの子育てが想像以上大変で、子供1人、頑張っても2人まで。ベビーシッターを雇えば解決するレベルでは無いそう。
3人以上育ててる共働きの人は本当すごいと思います。
不妊治療をしているが出来ない
晩婚化の影響もあると思いますが、20代後半から病院に通っているのに出来ない人もいます。
また、1人目が不妊治療で大変だったので(費用・肉体的にも)、2人目は諦めた人もいます。
子育てしながら2人目の『つわり』が耐えられそうに無い
これも核家族に関係していますが、子供のことを見る大人が少ないので専業主婦でも2人目の『つわり』で寝込んでる間の1人目の子育てが不安という話を聞きました。
結婚が早ければ、1人目がある程度大きくなってから2人目を産むことも考えられたけど、晩婚化で2人目まで間を開けられない問題もあります。
実際、核家族で2人目を産んだ人から「子供がいるから寝込んでる場合じゃないと気力で頑張れた」という話も聞きましたが、自分が出来るかどうかいざそうなってみないとわからない人もいると思うので、なかなか判断が難しいですよね。
正直、既婚者の少子化対策の方が難しそう
これらの話を聞いて、どうしたら2人目、3人目の子供を産み育てることが出来るか?と考えると、ものすごく難しいと思います。正直、私にはわかりません。
20代前半に一人目を産むとか、両親と一緒に住むとか、結婚して子供が出来る以前の人生設計までに戻らないと難しいのでは?(戻っても出来るとは限らないし)
終わりに
『少子化問題』の原因はここに書いたこと以外にもたくさんあると思います。
ただ、行政や金銭的な問題で語られることが多いので、それ以外もあることを言いたくて書きました。本当、いろんな原因や問題があると思います。