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子供の頃好きだった、洋服屋さんの話

夜にぼんやりと過ごしていたら、唐突に子供の頃好きだった洋服屋さんのことを思い出しました。

たまにこういうことありますよね。今日の今日まですっかり忘れてた思い出が、何の前触れもなく思い出されること。

 

そのお店は子供服を取り扱ってる小さなお店で、レジの近くに可愛いお菓子が並べられて販売されてました。私の目当ては、洋服ではなくこっちです。

小学校低学年の頃に、このお店に母と一緒に行っては、お菓子コーナーでお菓子を買ってもらうことを楽しみにしてました。

 

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このお店の好きだったところ

ほぼ毎回買ってもらっていたのが、ハート型の棒付きキャンディー。

可愛いし美味しいしで、ほぼ毎回買ってもらってました。

 

でもそれ以上に好きだったのが、買ったお菓子をラッピングしてくれるところ。

透明のフィルムっぽい袋に買ったお菓子を入れてくれて、カラフルな針金みたいな留め具で袋の上の方をねじってとめて、最後に袋の上の部分をギザギザした切り口になるハサミで切ってくれました。

中に入っているお菓子が透明な袋だから見えるのも良いけど、何より袋の上の部分をギザギザに切ってくれるのが嬉しかったです。

 

今思えば、お店のラッピングがあんなに嬉しかったのは子供の頃が一番でしたね。

大人になってからも嬉しくはあるんだけど、今より遥かに嬉しい気持ちが強かったです。そういう時期にそういう経験をすることが出来たのは、本当有り難かったと思います。

 

もうその子供服屋さんは閉店してしまって、そのお店以外も私が子供の頃お世話になっていた子供服屋はほぼ全部無くなってしまいました。地方の田舎なので、少子化の影響もあるだろうし、安く買える子供服も増えたし、チェーン店の量販店で購入するのが一般的になったからだと思います。

安くて便利は悪いことでは無いけれど、なんだか寂しい気持ちもあります。

子供の頃、洋服にあまり興味がなかった私にとっては、母と一緒にお菓子も買えて、それをラッピングしてもらって嬉しかった思い出は今思い出しても良いものです。

 

子供がみんな喜ぶわけでは無いと思うけど、そんなことを思い出して、ささいなプレゼントでもラッピングしてあげたいなという気持ちになりました。親戚の子の顔を思い出しても、たぶんラッピングしないよりした方が喜んでくれそうです。

大人になって、そういう気持ちがあったということをスッカリ忘れてました。