『学生時代、バイトするか否か』という議論をネットで見かけたので、しなかった方の立場から学んだことを書きます。
バイトしたかった
高校生の時、アルバイトに少し憧れました。
しかし、校則で禁止されてたのと(してる子はしてた)部活動(休日も練習のある運動部)と両立出来るほど器用なタイプでは無かったのでしませんでした。
お小遣いでのやりくりはなかなか大変でしたが、お金を使わずに楽しむ方法をいろいろ考えたりしたのは大人になっても生きてるので結果としてはよかったかも?ジュースを買うお金が無かったのが特に印象に残ってます。水飲めば良いんだよ!(未だに自販機の飲み物は買えない!って刷り込みが残ってます>水筒派)
バイトしなかったけど学んだこと
大学生になりました。当時、大学生=学生生活+アルバイト!という刷り込みがあったので、アルバイト絶対しようと思ってました。
面接しに行く
初めて行ったのは選挙の手伝いのアルバイトでした。面接をして、後日結果を伝えますというものでしたが連絡は来ず不採用。
その前に『アルバイトの面接』というものが想像してたより苦手なものだったので、心が軽く折れました。私は自分のことを客観的に見れてなくて、「私はどんな人間なんだ?」ってそんなレベル。
逆に考えれば、アルバイトの面接をすることで『自分のことを話す能力』が鍛えられます。就活前に経験しておくと良いかも?
電話をかける
今度はバイト雑誌で見つけた『イベントスタッフ』のアルバイトに応募しました。アルバイトをしたい事を伝えると、
「本当は男の子を募集したいんだけど、情報誌に書けなくて」
という話を聞きました。たしかに仕事の内容を聞くと、男性に任せたい気持ちはわかります。力仕事で危険なこともある。
こういうことを書くと、「力仕事=男なのか!男なら危険な仕事をしてもいいのか!」と思われるかもしれませんが、女はそういう仕事がやっぱり苦手です。男性より防衛本能が強いし、一般的に男性より腕力が劣るのもわかってます。
でも、女性でもそういう仕事がしたい!できる!って人もいるはずです。だから求人に性別を書いてはいけないというのもわかる。
結局、私は電話でこのバイトは諦めましたが電話で話を聞いていろんな事を考えました。私が男と女を同じ様に考えずに、男と女は違う上で社会で上手くやっていくにはどうしたら良いか?と考えるきっかけになりました。
社会人にバカにされる
姉の友人(社会人)とバイトのことを話しました。
社会人「大学生のバイトって時給いくら?」
私「850円です」
社会人「うわ~!安っ!絶対バイトしたくねーわ!(笑)」
もう、カチーンときました!バカにされた!でもしばらくした後、「社会人って時給いくらぐらいなんだろう?」「1時間を850円にするなら他の事した方がいい?」などなど、時間とお金の関係を考えるきっかけになりました。これは当時はそうでもなかったけど、社会人になってからは何度か考えました。自分の1時間をいくらにするか?って。
当時はすごく腹が立ちましたが、今となっては考えるきっかけをくれてありがとう、という気持ちです。
バイトしたら変わってたかもしれない事
結局学生時代バイトをしないまま、社会人になりました。後悔はありませんが、してたら変わってたかも?という事を書きます。
他大学の友達が出来たかも?
私は京都市内の大学に通っていました。京都市は学生の街とも言われる程学生が多く(私のいた頃は10人に1人は大学生だった)、大学もたくさんあったのですが全然交流とかしなかったんですよね~。
話したことはあったけど、その場限りの付き合いしかしませんでした。バイトのように定期的に会う場所があれば、他大学の友達が出来たかもしれないな・・・と思います。
収入があった
仕送り以外にお金があれば、それで出来ることがいろいろあったかもしれません。でも「これがしたかった!」という事は特に無かったかも。
節約好きの友人がいて、一緒に古着屋さんに行ったり、少ないお金でやりくりする楽しさがあったので「もっとお金があればいいのに!」という方向に考えが行きませんでした。もしバイト収入があったら、この友人との関係が違っていたかもしれませんね。「もう、うどん打ったりしないわよ!買うわよ!」みたいに。(笑)
社会のルールを学べた
働くとはどういうことか?お金を稼ぐとはどういうことか?という事を学べたと思います。
社会人と知り合えた
学校と家の往復で、社会人と知り合うきっかけはほとんど無いですからね。知り合うのが良いか悪いかは、人次第。
学内のドロドロの恋愛に染まってた友人が、バイト先で社会人に告白されて「世の中の広さ」を知った・・・なんてこともありました。学内の男だけが男じゃないからね!
終わりに
今となっては、私がバイトして何ヶ月続いたかな・・・という気もします。(苦笑)キッザニアの大人バージョンとか出来ないかな~。やってみたかったのあのバイトやこのバイトを、数時間だけやれるような場所。