【映画感想】機動警察パトレイバーTHE MOVIE（4DX)「4DXが結構合う映画」

私が『機動警察パトレイバー』を好きになったのは今から10年ぐらい前なので、『機動警察パトレイバーTHE MOVIE』を映画館で見たことはありません。なので今回の4DX劇場上映は、

機動警察パトレイバーTHE MOVIEを映画館で見られる！

というだけで既に嬉しくて、オープニングの

ヘッドギア

や

機動警察パトレイバー

の文字が出ただけで泣けてきてしまいました。

映画の内容はなんとなく覚えていたのですが、4DXと合わせたらどうなるのかはちゃんとイメージ出来てなかったので、実際見てみて「4DXの演出が合うシーンが結構ある映画だったんだな」と気づくことが出来ました。

入場する時に特典のクリアファイル貰えました。(^o^)わーい！パンフレットは完売してました。元々購入する予定が無かったのですが、売り切れてるのを見ると読んでみたくなりますね。（苦笑）

以下、ネタバレあるけど映画の感想というより4DXの感想です。

映画感想
終わりに

映画感想

4DXで一番良かった所

最終決戦の嵐の中の戦闘シーンが良かったです！

雨が降る演出自体が自然な感じですごく良く、さらに劇場内に風が吹いて嵐のようになりながら見るのが想像以上に楽しい体験でした。偶然なのか演出なのかはわかりませんが、最後雨がやんだ後の零式との戦闘シーンで雫がポタリと落ちてきました。

イングラムがワイヤーで吊り下がっていたシーンなので、「そうか雨上がりだもんね」とそのリアルさがとても印象に残っています。

1つ失敗したなと思ったのが、冷房がある中での嵐の演出が結構寒く感じたので防寒対策をもっとすれば良かったこと。一応カーディガンは着てましたが、寒かったですね～。これは私が冷え性なせいもあるかと。

それ以外の4DXの感想

新型コロナ対策でマスクをつけていたので、匂いの演出はまったくわかりませんでした。あったんですかね？

こちらの公式の動画を見ると、トマトの匂いがしたとか・・・？全然わからなかった・・・。あと、水はここまで強く無かったですね。眼鏡が濡れるかもと心配してハンカチを持っていたのですが、2・3粒雫がついた程度だったので全然映画を見る上での影響は無かったです。

あと、今回初めて4DXを見たのですが映画冒頭の自衛隊の施策レイバーの暴走シーンが、

4DXってこんな感じだよ！

と、4DXの先行体験をさせてくれてる感じでちょうど良かったです。これである程度心の準備も出来ましたし、「4DXってこんな感じか～」と以降のシーンも楽しみになりました。

いろいろ総合してみても、4DX向きの作品だったなと私も思います。

2020年に見てみて

やっぱり10年前に見た時気づかなかった事や違う印象のあるシーンがいくつかありました。昔見た時よりは映画の内容を理解できたけど、帆場のやりたかった事や考えなど十分理解できてない所もあるのであと数回見直したい。

帆場が住んでた場所を刑事2人が見て回るシーンは、当時の東京を私は知らないので、昔の東京ってこんな感じだったのかと少し不思議で信じられないような感覚でした。高層ビルもまだ全然少ないですし。

取り壊されること、再開発が多く行われる日常風景の中で暮らすってどんな感じなのだろう。

取り壊された場所の1つが銭湯だったのも、なんだか切ない。たぶん昔この映画見た時は、あまり気にして無かったんだろうな。

天才プログラマー・帆場に対して、パソコン好きの少年レベルの遊馬が解決に奔走するという構図もなんだか可愛らしくて好きです。

最後の方舟を壊すシーンは「すごいことするなー！」と今見たほうがびっくりしました。特車二課のメンバーが無事帰れるのかとか、だいぶ恐ろしくはありますね。でもそういう映画じゃなくて良かった。みんな無事だし事件も解決のハッピーエンド！

遊馬が警察の偉い人（うろ覚え）と口論するシーンで、人物では無く階級章が動いて口論してる様に見せるシーンが面白かった！こういう遊び心のあるシーン良いですね。それだけで、こっちの人の方が偉いんだぞというのもわかるし、人物以外も思いっきり動かせるのがアニメーションの面白い所なので、こういう演出本当いいなーと思います。

最後のエンドロールでは、亡くなった声優さんもいるので少し切なくなりました。31年前の映画ですが、そんなに昔なの？と、たしかに古さはあるけどそこまで昔とは思えない作品でした。