被害に合う前に自分でストーカー対策を調べる人はどれぐらいいるだろう?
そして、子供にストーカー対策を教える大人はどれぐらいいるだろう?
どちらも、いざ自分が被害者になった時に知ろうとする人が多いイメージがあります。私自身、前もって学んでおこうとは思わなかったし、親から学ぶこともありませんでした。前もって知っておけば被害が防げる・軽減できる・加害者にならなくて済む可能性があるなら、もっと多くの人が学んでおいて決して悪くはないとは思うのです。
ストーカー被害に合わない為に
警視庁のHPを見ると、対策がいくつか紹介されていました。
既にストーカー被害にあってる状態では個人でどうにかするのは大変だと思うので、それ以前の被害に合わない・防ぐことが一番大切だし、その時点での対策を十分知っておいたほうが良いと思います。
被害に合う前にできる対策
- 意思を示す(嫌なものは嫌と言う)
- 個人情報を管理する(相手に知られないようにする)
嫌なことは嫌と言う・・・というのはちょっと勇気が必要ですが、曖昧やなあなあにしていた方が相手につけこまれたり、「自分に好意があるから拒否しないんだ」と誤解を与える可能性があるのはわかります。でも、ここに関してはもうちょっと具体的な解説が欲しいです。
個人情報を管理するのは本当大切ですね。知られてから相手に忘れさせるのは無理なので、知られないというのがとにかく強い。
そのためにも、SNSに何でも投稿しないとか、自分ではたいした情報では無くてもそこから推理出来てしまうことは知っておいたほうが良いと思います。
↑こちらの件では、
住所を特定してくれる人がTwitterにいるので依頼した
という話もありました。
身近な人の例では、その人は個人情報をSNSに載せないようにしてたけど、フォローしてる人たちの多くが同じ大学の同じサークルだったので、そこから大学名とサークル名が知られたというのはあります。自分とは関係ない大学のサークルの人をたくさんフォローするとは、普通考えられませんからね。
ストーカーを作らない為に
こちらの記事を読むと、ストーカーの心理もわからなくは無いです。もちろん肯定はしないけど。好きな人に好きだと思ってもらえない、むしろ嫌われる、というのは辛いですから。
辛いからこの人とは離れよう、違う人と上手くやっていこうと思えれば良いのですが・・・。
これを読んで1つ考えたのが、最初から付き合うのをやめた方が良いのでは?ということ。日本では告白して付き合いを開始するパターンが多い印象があるのですが(実際統計とったわけでは無いので知らない)、それ以前に相手のことを知らなかったら付き合う前のお試し期間は絶対あったほうが良いと思います。
よく知らない人からいきなり恋人関係になるって怖くないですか?それでうまくいく人もいるだろうけど、上手くいかなかった時別れ話をするのも面倒だろうし、お試し期間なら「合わなかったね~さよなら~」ってもうちょっと軽くフェードアウト出来そうな気がします。
逆に、「私、今5人の人とお試し期間してるんだ」って言われたらどう思うんだろう?1/6になるならそこまで執着しないとかあるのか、それとも他の5人に憎しみを抱いてしまうのか?
ストーカー本人も好きでストーカーになるわけではないので、そういう加害者を作らないためにも、どうしたら良いのかという情報共有はもっとしていった方が良いと思うんですよね。
ストーカー自身が相談できる場所は少ない
凶悪化してしまうもっと前の段階で、なるべく早期にストーカーをしている加害者側が行ける場所
こういう対策も必要なんでしょうね。
私の小話
昔、「ちょっとストーカーっぽいな」という被害と言うほどでは無いけど怖い思いをしたことがあります。元々友人だった男性・A氏が好意を持ってくれたようで、それまでとはちょっと違った行動をするようになりました。
- 用もないのに毎日電話してくる
- 個人情報をやたらと聞きたがる
元々たまに電話で話すことはあったし、個人情報を聞くのも会話の1つと取れなくは無いけど、ストーカー事件のニュースを見聞きしたりしてると怖くて、いくつか対策をとりました。
- 電話にこちらから話題をふらない
- 個人情報は話さない
電話がかかってきても、相手の話に相槌はうつけど、その話を広げたりこちらから話題をふらないようにしました。そうすると無言の時間があって気まずいのですが、こんな気まずい電話なら毎日かけてこなくなるだろうと思い、続けました。
個人情報は、住んでる場所など教えてなかったのでとにかくはぐらかしました。当時、実家に住んでいたので家族に何か迷惑かけたら心配だったのもあります。
この結果、毎日の電話は無くなり、A氏との縁も切れてしまいました。
あとになって、友達を1人無くしてしまった・・・もっと上手くやれたのでは無いか?ビビりすぎたんじゃないか?・・・といろいろ反省をしましたが、今は
何もなくて良かった、それに勝ることはない
という気持ちです。もう全力で自分を守る方に向かって良いのではないかと思います。
A氏に対するフォローも必要だと思いますが、それを私がするのもちぐはぐですし、第三者が何かしてくれる・・・もしくは本人が気づいてくれていたら良いなと思います。
そういう面から考えても、友人・自分を見てくれる第三者を作ることは大切な気がします。友人じゃなくても、馴染みの店のマスターとかでも。
人と話して自分のことを客観的に見たら気付けることって結構ありますから。私も人のこと言えたもんじゃない。
終わりに
現時点では最善の対策が私にはまだわかりません。スイス政府の『民間防衛』マニュアルみたいな、『ストーカー防衛マニュアル』の本が出来て欲しいです。
※スイス政府の民間防衛はストーカー対策マニュアルではありません。
例えば、『LINEブロックはストーカーに対して悪手』なんて話を聞きますが、本当にそうなのか、じゃあ何をしたら良いか?などの情報は本当に足りてないと思います。
▽ストーカーになりやすい人の特徴の話
▽SNSの写真から住所が特定されてしまう話