あらすじを読んで「これは好きな映画だ」と思ったので見ました。ネタバレがあるので先に映画を見ることをオススメします!(`・ω・´)あと、予告映像を見てからだと先の展開が読めてしまうのでいきなり本編見たほうがいいです。(サスペンスだし)
感想
ライアンが好きになれない!
映画序盤まで。あらすじで誘拐された女性を助けることは知ってたけど、なかなか好きになれなくて(彼女に対する態度とか)「この後誘拐された女性を助けようとしたっても、素直に応援出来ないな」と思ってました。が、物語が進むにつれ、ひねくれた心が徐々に真っ直ぐになってライアンを応援しながら見るように。
ドラえもんのジャイアンが良い事すると、すごく良い奴に見えることに似てますね。あと、ことごとくライアンが救助に失敗するから!たぶん上手く助けられてたら、ひねくれた目線のままだったと思います。
キム・ベイシンガーの演技力
誘拐されたジェシカです。怯えた演技がリアルで本当に可哀想だった。映画とはいえ、「助けてあげて!」と心から思うほど。軽薄そうなライアンと真面目なジェシカの組み合わせはすごく良かったです。
ボブ・ムーニー巡査部長
最後まで「この人は味方になってくれるの!?余計なことしかしないの!?」とハラハラしながら見てました。最後の最後でライアンを助けてくれたところは、ついに!という感じで嬉しかったです。途中までは「ここで気づいてライアンを助けてくれるのかな!?ってスルー!(涙)」など期待しては裏切られる感じでした。(笑)
だんだんわかってくる犯人
何で誘拐されたのか、犯人は誰なのか。それが納得行く形で徐々にわかっていくのが良かったです。「人に見られるところでやばい取引するかな?」とちょっと思ったけど、それを考えるのは野暮かな。
電波が悪くて警察署の上の階に行けなかったことも、上手く出来てたエピソードで唸りました。ツイてないと思ったけど、滅茶苦茶ツイてたんだ!危ない~!
孤独な戦い
ライアンは一人で犯人と戦うので可哀想。ボブ・ムーニー巡査部長は味方になってくれるのか邪魔をするのかわからないし、少し寂しくなりました。ですが、ライアンが元気だしぶっ飛んだこともするのでこちらも徐々に明るい気持ちに。さらにTVでライアンのことが放送されて、ちょっと謎のヒーロー状態。理由を知ってる視聴者の立場からだと、この展開はワクワクしますね。
変な弁護士
ライアンに車とケータイを取られちゃいますが、コミカルにちょっと嫌なやつなので「まあいいか」と思ってしまう。(笑)レッカーされた車をまたライアンに盗まれるシーンも、女性の係員(?)さんと一緒にいい気味!
イラッとすること言うだけで、悪いことしてないのに損な人です。(映画の中ではオイシイ役)もしジェシカの電話がこの男性に繋がってたら、助からなかったでしょうね。
NokiaTune
ノキアの着信音、耳に残りますね。スマホの着信音NokiaTuneにしたい。
携帯を手にしたスーパーヒーロー
この作品をこの様に受け取りました。現代の普通の若者が携帯電話を駆使して人を助ける!携帯のリダイアル機能やムービーモードなどを駆使しつつ、電波が切れる・バッテーリーが無くなるなどの制約もあるのがなんだかヒーロー物っぽいと感じました。あと、普通の若者と書きましたがライアンすごく良い体してますね!あの運動能力があったからこそ、アクションシーンも加わりより楽しめる映画になりました。
本当途中までは彼女との約束を速攻やぶるし、道路を逆走したり(悪意は無いんだけど)でヒーローだなんて思えなかった。でも最初はボーっとこの映画を見てたのに、気がついたら画面に釘付けになってました。
ちょっとノキアの宣伝にもなる映画ですね。
ジェシカも戦う
誘拐されて、ただ黙って助けを待つ女性ではありません。見ていて(ライアンの行動以上に)ハラハラしました。とても勇気ある女性。そんな言葉では片付けられないくらい勇気があった!(ライアンも勇気があった!)あと知識って何が役立つかわからないですね・・・。
ラスト
犯人が捕まってめでたしめでたし。もうちょっとその後の余韻に浸りたかった~。でも終わり方は綺麗にまとめたと思いました。
2016年に見る面白さ
12年前の映画なので、携帯も今とは違います。当時の携帯の最新機能も今では普通で当たり前のものですし、さらに高性能になっています。こういう時代もあったよね、という視点で見るのも懐かしくて面白い。
終わりに
舞台がリアルな世の中なので、より2人の勇気が際立って見えました。見知らぬ人からの電話・・・というのは、サスペンスじゃなくてもワクワクする設定ですね。いろいろ書きましたが、ライアン役のクリス・エヴァンスかっこよかった!(^^)