今年の7月に『特別展りぼん』に行ってきましたが、今回は『なかよし展』です。創刊65周年を記念してとの事。おめでとうございます~。
私は、『りぼん』と『なかよし』両方買って愛読してたので、どちらの漫画雑誌にも思い出や好きな作品がたくさんあります。そんな思い出とともに、なかよし展の感想を書きたいと思います。ちなみに私は30代前半なので90年代の作品がドンピシャです。
感想
会場
東京の弥生美術館です。東京大学近くで、最寄り駅は根津駅。こじんまりとした3階建ての美術館です。
美術館に着くと黄色と白のテープが貼ってありました。混雑した場合は入口の外に並ぶのでしょうか?
↑入口にあった貼り紙
これを見ると早く来れば良いってわけでは無さそうですね。開館前からの行列を失くすための対策なのかな。これ、開館時間後に来た人は番号カードを引かなくても良いって意味かしら?
私が行った日の混雑具合
私は土日祝日は混雑するだろうと思って平日に行ってきました。到着は13時過ぎでしたが、館内はやや空いてる感じ。特に並んだりすること無く、普通に受付で入館料を払って入館できました。
↑その時チケットと一緒に貰った紙
平日で混んでなかったから指定時間は無かったです。
だいたいフロア内に10人前後いましたが、時間帯によっては1人しか居ないなんてこともありました。ただこれはタイミングとしか言いようが無いですね。その時間帯にたまたま来る人が少なかっただけで、それはなかなか予想出来ません。
その後カフェで食事してたらお客さんがぞくぞく入館していったので、1人しかいないのは一時的なものだったと思います。
展示物の感想
私のお目当ては、
- 早稲田ちえ先生の原画
- きんぎょ注意報の原画
この2つがメイン。特に早稲田先生は、『全期・中期・後期』で展示替えをすると知り、一番好きな『NERVOUS VENUS』を展示する中期に行くことにしました。
(´-`).。oO ―女神―のカラーも見たかったけど気づくのが遅かった・・・
△この表紙イラスト(―女神―)この原画が見れたのか・・・!(ごくり)
なかよし展の期間長いな~と思ってたけど、早稲田先生の原画が展示替えするとは思ってなくて!早めに調べておくんだったー!
展示作品はこんな感じでした。文字数のせいで大きく書いてるだけで、展示は壁四面と中央の台のみなので展示量は多くは無いです。(弥生美術館自体、小さな美術館ですし)忘れたり文字数で書けてない作品もあります。
特筆すべきはあさぎり夕先生の展示作品の多さ!
なかよし展のチラシを見ると
あさぎり夕先生ありがとう!特集展示コーナー
と書かれていて、それがこのスペースでした。昨年、あさぎり夕先生がお亡くなりになられた為出来たコーナーだと思います。
世代的にあさぎり夕先生の作品は姉が読んでいたのをチラッと見たことがあるぐらいで、ちゃんと読んだことはありません。(チェッカーズとかシブがき隊とかリアルタイムでは知らないですし)今回の展示を見て、『なな色マジック』が面白そうだったので読んでみる予定です。
双子の姉がアイドルとか、お調子者のクラスメイトとか私が好きだった時代の少女漫画だ―!って感じの設定にウキウキしました。(笑)
あと、『地獄でメスがひかる』も原画が数ページ展示されてて、初めて読みましたが大人でも引き込まれる面白さでした。こちらも気になる。登場人物の表情がすごく良くて、言葉より伝わってくる感情がありました。
目的の前に疲れ始める
『なかよし展』を全部見るのに私は1時間半かかったんですが、それぐらいじっくりゆっくり見たり読んだりしてたので、目的の『きんぎょ注意報』や90年代の作品を見る前に疲れてきました。(ヽ´ω`)
展示を見ながら「もっと見たい!あの作品も見たい!」と思いつつ、1度に見るのはこれぐらいがちょうど良いかもしれない・・・という展示量でした。
(´-`).。oO でもやっぱり、あの作品やこの作品も観たいのでまたなかよし展やって欲しいな・・・
『りぼん』みたいに年代を区切るのも有りかもしれない。
▽りぼん展は主に80~90年代の作品でした
『きんぎょ注意報』の原画
特装版のカラー原画2枚と1話の白黒原画4枚が展示されていました。
グッズも特装版のカラー原画を使ったものだったんですが、個人的には連載当時のカラー原画を見たかったですし、グッズにもして欲しかったです。
なにか事情があったのかなぁ?特装版の方が新しくてキレイだったからかな?
たしかに特装版のカラー原画はキレイでじーっくり見て楽しめました。メインのわぴこも可愛いけど、小さく描き込まれた他のキャラクター達も可愛い。特装版の表紙はここまでちゃんと見てなかった!
早稲田ちえ先生の原画
『NERVOUS VENUS』は『Amie』という雑誌に連載されていたので、
(´-`).。oO なかよし展に展示してあっても良いのだろうか?
と思ったら、なかよしの増刊でも掲載されてたのでOKなのかしら。Amie展なんて開催されるのかわからない(そもそもAmieを知ってる人が全然いない)・・・そう考えると、『NERVOUS VENUS』の原画が見られるのってものすごく貴重な機会なのでは!?!?!?
赤のカラートーンが剥がれかけて浮いてたので圧着したい気持ちになりましたが、あれはもうノリが取れちゃってるのかな~。
早稲田先生の白黒原稿も見たかったー。(´Д⊂グスン
作品紹介の所に『未完』と書かれていて、というか『NERVOUS VENUS』の作品説明が書いてあるだけでも嬉しくなってしまいました。いつか続きを読むことは出来ないのかな・・・クラウドファンディングとかあれば参加したいです~。
いろいろ感想
わんころべえのあべゆりこ先生の原画がとってもキレイでした。
線が!色が!すごい!(語彙力が足りない)
元々イラストレーターでデビュー→その後漫画家デビューという経歴ならではだと思います。子供の頃は気づかなかったけど、改めて見るとイラストとしての完成度すごいですね。
セイント・テールはなぜか複製原画の展示で残念。最近の作家さんはほぼCGで描かれてる様だったので、こういった原画展も今後減っていくのかなーと思うと少し残念な気もします。私も最近絵はパソコン以外で描いてないから、パソコン作画の良さはすごくわかる!だけど!寂しいと思ってしまう気持ちもある!
海野つなみ先生のカラー原画は本当手で描いてる感じがわかって、原画で見ると絵の具の滲んだ感じとかリアルで(そりゃそうだ)、自分がアナログで絵を描いてた頃を思い出して懐かしくなったり、絵を描くことについての思い出だったりそういうことも感じられました。
その時代の絵の描き方とか画材とかありますよね。
ミラクルガールズの2人で人差し指立ててるイラストは口がめっちゃ可愛かったです。原画だからよく見える!
手塚治虫先生は本当絵が上手いなと原画見て唸ってしまったり(手塚先生の描く動物とっても可愛い)、美内先生の漫画表現は引き込まれるな~と思ったり、目的だった自分がリアルタイムで読んでた作品以外もとっても楽しめました。
サイン
2階の階段の踊り場に掲示されていました。まだまだスペースあるし、他の作家さんも描きに来てくれたら嬉しいなぁ。
海野先生のサイン可愛い。
高階良子先生のサイン、かっこよくもあり丸みがあって可愛くもある!素敵!
あゆみゆい先生のそばに小林深雪先生のサインがあるのも良いなぁ。
グッズ販売
入り口入ってすぐのロビーでグッズ販売していましたが、スペースが狭いので5~6人ぐらいでいっぱいになってしまいます。事前に公式HPで欲しい物を選んでから買いに行くと良いと思います。
それでも実物見ると買う予定無かったものも「可愛いな~欲しいな~」と眺めちゃったりするんですけどね!(私はそうだった)
物によっては欠品しているので早めに行くか、弥生美術館のTwitterアカウントで欠品してる商品の情報をチェックして見て下さい。
ポストカード数枚ときんぎょ注意報のチケットホルダーを購入しました。『なな色マジック』のクリアファイルを買うか悩みました。淡い色合いも可愛かったので。
カフェ『港や』へ
休憩も兼ねて美術館横のカフェに行きました。目的はわんころべえのカプチーノ!
とっても可愛いです~。周りのカラフルなハートや星の砂糖菓子もわんころべえに合ってる!
しめちゃんのカプチーノもあります。
どっちが出るかお楽しみと書いてありましたが、オーダーの時に「わんころべえ」と言ったら、『わんころべえ』きました。(笑)
終わりに
美術館~カフェまで含めると3時間滞在。なかなか充実した時間を過ごせました。
▽この後、周辺をお散歩して帰りました
▽なかよしのCD聴いてると「あの作品も見たかったな~」という気持ちになりました
超くせになりそう・・・サードラブは何度聴いても良い!