行こうと思ったきっかけは、Twitterで見た『ハッピー・マニア』の展示。安野モヨコ作品では、ハッピー・マニアが好きなんです。
原画展では珍しく会場内写真撮影OKだったので、私のようにTwitterきっかけで行った人結構いるんじゃないでしょうか?
感想
STRIP!?
最初展覧会名を見て少し驚きましたが、安野さんらしいネーミングだと思いました。漫画家として生の原稿を見せることは、ある意味『裸にする』ってことなのかな?
年表
安野モヨコさんの年表が展示してありました。見てみると、「あれ?知ってるぞ」ということがチラホラ。
昔読んだこの本に書かれてたんですよね。10年ぐらい前の本ですが、読み応えがあって面白かった。売っちゃったことを後悔。
鼻下長紳士回顧録
『鼻下長紳士回顧録・さくらん・オチビサン・働きマン・シュガシュガルーン・ハッピーマニア』は作品の雰囲気に合わせた個別展示スペースがありました。『鼻下長紳士回顧録』は入り口すぐのムービーエリアに人がたまっていたので、奥に設置して欲しかったな。位置としては暗いし、初めにムービーを見せる感じで良かったんですが、入り口が渋滞しちゃうのはちょっと困った。
ハッピー・マニア
この絵見れただけでも来たかいあったー!シゲタとタカハシのど突き合い好きなんです。これは単行本の最初に入れられてるイラストで、全部は公開されてなかったけど見れて嬉しかった~。あと、展示背景の黄色いボードは漫画のコマが敷き詰められているので、ネタバレしまくりです。原画展でネタバレも無いですが、出来れば原作を読んでから行って欲しいなと思いました。
「ろさんじんが」は何度見ても笑える。
さくらん
『さくらん』は読んだことがなかったので、急遽電子書籍を購入して電車の中で読みながら会場へ行きました。ギリギリ池袋に着く前に読み終えた!情緒も何もない!だけど、読まないで行くより遥かに良かったです。展示も楽しめました。
そして、この展示の仕方。面白いけど柵じゃまー!(笑)柵の間から覗くように鑑賞しました。邪魔って書きましたが、この展示方法すごく良かったです。
あと単行本未収録の第二部原稿の展示もあり、そこは少し混んでました。私も読んだことなかったので、並んで読み読み。
シュガシュガルーン
可愛かったです!!!
このイラストは特に少女漫画誌だーって雰囲気があって、お気に入りです。
こういう質感が見えるのも原画ならでは。
働きマン
こちらもまた凝った展示スペースで大きな雑誌がどどんとありました。働きマン読むと、コンビニの納豆巻き食べたくなります。(^^)
さっきの巨大雑誌の反対側に働きマンの原画がギッシリ。特にこの絵が好き。綺麗です。
オチビサン
可愛らしい展示スペースで、動画も見れました。
個別の展示スペースはないけれど
他の作品の原画も展示されていました。個人的に、『花とみつばち』の個別の展示スペースが無かったことが意外。『花とみつばち』の「良いジーンズ履けば上のTシャツは何着てもよく見える」、みたいなエピソードが印象的で当時「なるほど~」と思ったことを未だに覚えています。
途中で読むのやめちゃったんで、ラストどうなったか知らないんですよね。そういう漫画結構あります。
おまけ
展覧会のチラシ、コルセットの跡がエンボス加工になってました。触ると凹んでる!面白い~!
終わりに
最後にグッズ売り場があり、ポストカード2枚買って帰りました。平日の午後だったので空いてましたが、土日はどうだろう?入場料500円でこの展示が見れるのは良いですね。あと、会場がパルコなのでパルコカード持ってれば半額、クラスSなら無料です。
展示を見たら久しぶりに『ハッピー・マニア』が読みたくなって、今読み返してます。(5巻目)最初は、昔ほど楽しめないかな?と思いましたが読み進めていくうちにはまってしまい、やっぱりこの作品のパワーはすごいなと感じました。
作中に登場する男性が、いわゆる少女漫画の理想の男性ではなく妙に生々しい。ドラマも見たいと思ったんですが、DVD化されてないんですね。中古VHS以外に見る方法は無いのかなぁ。